
「トレッドミル」と呼ばれるベルトコンベアのような機械の上を歩きながら、運動中の心拍数や血圧の上がり具合、心電図の変化などを診る検査です。安静時心電図では見つけにくい、虚血性心疾患の早期発見に役立ちます。
また、心拍数をもとに、その人にとって安全で効率のよい運動レベルをわかりやすくアドバイスします。生活習慣病の気になる方、これから運動を始めたいと考えている方は、ぜひ受けておきましょう。
この様な方は、測定をお勧めします。
- 健康度測定受診者で、これから運動を始めたいと思っている方
- 心疾患の疑いのある方、心電図に変化があるといわれた方の精密検査として医師に勧められた方
- 高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙など生活習慣病の危険因子のある方
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運動処方では何をしているの?

医師から指示された心拍数、運動強度といった数値が、日常生活ではどの程度なのかを運動指導員が具体的に指導します。
例えば「分速80メートルで歩くのがベスト」と言われてもピンとこない人もあるでしょうから実際に自分で歩いてもらい、歩いた時にからだに感じられる「これくらいだとちょうどいいかな」「汗をかいてくる程度がちょうどいい運動量なんだ」「息がはずみすぎたら、やり過ぎだ」などと、その感覚を体験して覚えてもらいます。それを週に何回くらい、一回当たり何分くらいやれば良いのかを処方します。
「虚血性心疾患」とは?
心臓の血管(冠動脈内)に動脈硬化が生じることにより、心臓の筋肉に十分な血液を供給することができなくなる病気です。動脈硬化をもたらすリスクファクター(冠危険因子)には高血圧症、高脂血症、糖尿病、肥満症、喫煙などがあります。
虚血と呼ばれる状況は、運動時の胸痛と心電図上の変化になって現れます。それが虚血性心疾患の第一歩です。
時には症状を伴わない場合もあります。狭心症や心筋梗塞・症状を伴わない心電図変化を総称して「虚血性心疾患」と呼んでいます。
運動負荷測定で病気があるかどうかわかりますか?
100%わかるとは言い切れませんが、症状がない方でも、虚血性心疾患をもってらっしゃる方はいるのです。このようなかくれた虚血性心疾患を発見すること、危険性のある方を見つけだすことが一番大事な事だと思います。それがひいては心因性の突然死の予防だとか、心筋梗塞のような重篤な心疾患の予防につながるのです。